ピープルの知育玩具、ピタゴラス算数です。
高精度異方性磁石が使用された三角形や四角形のパネル板によって、任意の立体物を作ったり、立体パズルとして遊べるなどの、いわゆる知育玩具です。
簡単に言ってしまえば、立体物を作るための、マグネット板の詰め合わせ。
掲載画像のとおり、作例集としてのドリルが付属。
もちろん遊び方は、人によりけり。
ごく個人的には、小学校の受験準備の時期に、教材として使用していました。
図形の構成や立体の展開を、実際に手に取って遊んでもらえるようにと、購入しました。
それらを把握するための物としては、他には、意外と選択肢が少なく、また、いちいちペーパークラフトで制作するなどの手間を省くためでした。
そう言った意味においても、ブロックや積み木などとは、まるでコンセプトが違った玩具であると言えます。
私(国)立小学校入試の出題傾向として、図形や立体はとても出やすい分野です。
未就学児の場合においては、その年齢と経験の少なさから、あらかじめ学習しておかなければ、なかなか対応が難しい問題になります。
ましてや小学校入試の特徴のひとつとして「回答時間が短い」ため、出題内容が初見では、なおさらです。
そのため、慣れか、或いは、親しみがあれば、逆に得意分野にもなり、受験者にとっては自信にも繋がります。
逆に、未就学児に対しての説明が、もしも問題以上に難解になってしまっては、それこそ本末転倒になってしまいます。
更には上記の内容から、特に立体の展開図などに関しては、就学後の算数にまで及ぶので、やはり重複になるものの、実際に手に取って遊んでおくと言う経験は、多かれ少なかれ、やっておいて損はないと、当時は考えました。
もちろん、やらないでおいても、子は育っていくし、現実の生活において困ってしまうような場面の方が、きっと、めずらしいのかもしれませんが。
幼児の受験機会に対する捉え方も含め、それこそ周囲の環境によりけりなのでしょう。
その頃を過ぎ去る時間であれば、誰に対しても平等であり、良くも悪くも、なるようになるし、或いは、なるようにしかなりません。