うたかたの日々

育児中のパパ目線から、日々買わされるボーイズトイや教材などのレビューを書いていきます。

東京図書 数学おもちゃ箱

東京図書から出版された、数学おもちゃ箱と言う表題の書籍です。
イェ・イ イグナーチェフ (著)
松野 武 (翻訳)

正続二分冊の初版が1980年、新装合本版が1988年と表記されていたので、今となっては古書でしか出会えないであろう、絶版本。
似たり寄ったりな表題の書籍も少なくはないのですが、イグナーチェフ著「機知の国で」を原著として、翻訳されたものが、こちらです。
原著は20世紀の初頭に、ロシア語で書かれ、幅広く普及したのだそうです。
内容は表題のとおり、いわゆる数学パズルの読物なのですが。
前書きや目次などを除けば、素っ気無い問題と、お世辞でも親切とまでは言えない解説を添えた解答のみで構成されています。
原著がおよそ1世紀前の、おそらくは帝政ロシア下で書かれたものらしいので、ひょっとしたら数学パズルの先駆けであり、問題内容によっては、いわゆるネタ元なのかもしれません。

 

過日に、めずらしくパパの本棚のどこかしらから、子が見つけ出してきたらしく、そのまま譲渡しました。
世界で一番美しい元素図鑑とか、オライリーMake:シリーズだとか、パっと見た目にインパクトがあり、なにやら趣向を凝らしたような書籍であれば、常日頃から興味を示していましたが。
今回に限っては、えらく地味な、しかも古書を引っ張り出してきたものだなーと;
もしかしたらパパの前では興味がない振りをしてるだけで、実は知らないところで、仕事部屋のあちらこちらを漁っていたりするのかもしれません。

すっかり内容を忘れてしまっていたので、ざっくりと目を通してみたところ。
おそらくは中学の終わりから、高校1年の半ばほどにかけての計算技能があれば、終わりまで手に負えそうな難易度でした。
ただし実際に解くにあたっては、原著の表題どおり、機知を求められます。
せっかく憶えた、あれやこれやの公式は使いませんが、中盤以降は、それらの公式を求める思考過程、つまりは推論が必要になります。
内容としては、古典的なマッチ棒を使ったパズルをはじめとして。
折り紙、ドミノ、チェス、迷路、碁石、魔法陣、昔話、指、数当て遊び、など。
身近な題材に工夫をこらした、手作りの数学パズルが、原著から精選されていました。