うたかたの日々

育児中のパパ目線から、日々買わされるボーイズトイや教材などのレビューを書いていきます。

日貿出版社 おりがみ新発見 笠原邦彦(著)

日貿出版社からリリースされた「おりがみ新発見」です。
ごく簡単に紹介してしまえば、折り紙の本。
おりがみ新発見のシリーズは下記のとおり、全3冊。
・おりがみ新発見〈1〉半開折り・回転折り・非対称の形
・おりがみ新発見〈2〉キューブの世界
・おりがみ新発見〈3〉古典から最新作まで300年の絵巻

前回のレビューは、下記のリンクから。

auraclover.hatenablog.com

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著者曰く、折り紙の本は2種類、折り方を紹介した「折り図集」と、記述を主体にした「解説書」に分けられ、本書は後者なのだそうですが、前者としても十分に楽しめる内容でした。
内容に関して、ざっくりと言ってしまえば。
〈1〉現代折り紙から、〈2〉著者のライフワークであるキューブの探求(ユニット折り紙)、それに〈3〉伝承折り紙までを網羅しています。
また折り紙の研究と著述を専門とされているだけのことはあり、専門外であるはずの、数学的なアプローチによる「折り紙幾何学」にも触れられ、折り紙を主題とした詩や古典作品に対する解釈なども見られました。

 

・おりがみ新発見〈1〉半開折り・回転折り・非対称の形

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もくじ

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初歩的な半開折りの作例

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初歩的な回転折りの作例

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これらの折り方によれば、例えば等間隔の分割を細かくするほどに、曲線に近づけることができます。
そして「定規とコンパスの、有限回の使用」と言う条件下においては、古来から作図不可能と証明されていた問題が、なんと素手で折るだけの「折り紙ならば可能」であることを実現させられるのです。

・おりがみ新発見〈2〉キューブの世界

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もくじ

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折り紙1枚を使用したキューブの作例

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折り紙2枚を使用した正4面体の作例

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折り紙4枚を使用した正8面体の作例

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折り紙6枚を使用したキューブの作例

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折り紙10枚を使用した正20面体の作例

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折り紙16枚を使用したキューブの作例

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糊やテープなどを使用しなくても、しっかりと折ることで、ちゃんと組み上がります。

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現代折り紙においては、もちろん本書には掲載されていない分野も多くあります。
例えば、予め正方形ではない折り紙から折り上げていく作品や、切り絵や照明機材と組み合わせる手法など、多彩に展開されています。

・おりがみ新発見〈3〉古典から最新作まで300年の絵巻

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もくじ

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折り紙作家のヴァレリー氏(Ms. Valerie Vann)が考案した、マジックローズキューブ(Magic Rose Cube)の作例

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折り紙6枚を使用。

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因みに本書では、ヴァレリー氏が考案した他作品の紹介とは別に、オマージュとして、独自にアレンジされた作品も掲載されていました。

以上、おつかれさまでした。

ごく個人的に、折り紙については、育児を通し、ようやく知る機会を得ました。
直近では、図形はもちろん、思考、証明問題を作成しやすいので、文字どおり「折りに触れて」は、折り紙に触れるようになりました。
そう言えば、スターバックスの家庭用ドリップコーヒーや、Amazonタブレット用の保護カバーなども、”ORIGAMI”と言う名称でしたが。
それはそれで、日本人にとっては馴染みやすかったり、ひょっとしたら目新しくも感じられたのかもしれません。