うたかたの日々

育児中のパパ目線から、日々買わされるボーイズトイや教材などのレビューを書いていきます。

さえら書房 考え方の練習帳

さえら書房からリリースされていた、「考え方の練習帳」シリーズです。
著者は、瀬山士郎氏。
専門は、位相幾何学数学教育学とのこと。
教職の頃は、教養数学を担当していたらしく、語り口が易しく、確かに、教養としての数学を説いていました。
特に、位相幾何学トポロジー)への手引きに関しては、それこそ抜かりがなく、実に手練れた印象でした。

ラインナップは下記のとおり。
・数のひみつ
・計算のひみつ
・面積のひみつ
・点と線のひみつ
・形と曲面のひみつ

過去のレビューは、下記のリンクから。

auraclover.hatenablog.com

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とりあえず「点と線のひみつ」と「形と曲面のひみつ」を読了したところでの、2冊分のレビューになります。
子の寝かしつけの際に読み聞かせていたのですが、1ページ毎を食い入るように見つめていました。
直近では「考え方の練習帳」が、もっとも気に入った様子で、ごく個人的にも、しっかりとした手応えが感じられました。
読み聞かせに関しては、幼少期からの習慣が、もはや惰性として継続している状況であると同時に、英語検定漢字検定などの上位級においては、とにかく語彙が求められるからです。
または小学校受験を経験された家庭であれば、ありがちなのかもしれませんが。
面倒ではあるものの、歯磨きや筋トレなんかと同じで、きちんと「やっておかなければ、なんだか落ち着かない」のです;

 

まずは、目次から。

・点と線のひみつ

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・形と曲面のひみつ

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数学は、あえて言うまでもなく、体系的記述法のみによる展開を、まずは前提としています。
おそらくは「考え方の練習帳」の読者層を、小・中学生として想定されて書かれたのでしょう。
例えば、定義、定理、証明からなる手続きを、豊富な具体例を用意し、数学における「特殊な言い回し」すらも避けずに、とても明解かつ平易に説明してくれています。
著者の専門的視点から、子供のための位相幾何学入門と言っても差し支えない内容であるにも関わらず、決して近視眼的にならず、独り善がりな自分語りもありません。
なにより「考え方の練習帳」と言う表題のとおり、読者に考えさせるための主題から、既存の考え方を紹介した上で、なお想像力へと問いかけるのです。

終わりに、あえて簡単なことをややこしくしようとすれば、誰にでも簡単に出来ますが、その逆ならば、決して誰にでも出来ることではありません。
それを、やってのけています。

以上、おつかれさまでした。