うたかたの日々

育児中のパパ目線から、日々買わされるボーイズトイや教材などのレビューを書いていきます。

さえら書房 算数絵本・考え方の練習帳 + 数学記号を読む辞典

さえら書房からリリースされていた、「算数絵本・考え方の練習帳」シリーズと「数学記号を読む辞典」です。
以前に、さえら書房からリリースされていた「考え方の練習帳」についてのレビューを書いたことがありました。
それからと言うもの、子からの強い要望により、瀬山士郎氏の著書については、片っ端から読み進めているのですが。
同出版社からは、更に「算数絵本・考え方の練習帳」と言うシリーズもリリースされていました。
出版年の時系列としては、「考え方の練習帳」のリリース後に、より読者層を広げた「算数絵本・考え方の練習帳」がリリースされたようです。
「算数絵本・考え方の練習帳」のラインナップは、下記のとおり。
・ハトと「ハトの巣」
・数えてみよう・無限を調べる
・全部でいくつ・たしたりひいたり
・いろいろな形・きれいな形
・ふしぎな形・表とうら

過去のレビューは、下記のリンクから。

auraclover.hatenablog.com

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掲載画像の「数学記号を読む辞典」については、子から「これは一人で読みたい」と私物化され、まるで「仮面ライダーのひみつ」や「ウルトラ怪獣大百科」のように持ち歩いていました。
これまで多くの本を読み聞かせしてきましたが、著者自身に対する関心を見せながら、著作をすべて読んでおきたいとまで興味を持ったのは、最近では記憶にありません。
なお次点と言うことでは決してありませんが、直近では「虚数の情緒」を書かれた吉田武氏や和算や雑学に明るい桜井進氏、それに海外からはイアン・スチュアート氏らの著作を好む傾向があります。(意見や感想には個人差があります)

 

・ハトと「ハトの巣」 (算数絵本・考え方の練習帳)
 いわゆる鳩の巣原理(またはディリクレの箱入れ原理)について、平易に説明してくれています。
 話題としては数え上げ問題を例として、一対一対応によるアプローチが丁寧に繰り返されます。
 但し本文中においては、これらの表現はあえて控えられています。

 

・数えてみよう・無限を調べる (算数絵本・考え方の練習帳)
 自然数を基数と序数の二つに分けることで、それらの違いを、平易に説明してくれています。
 まずは数詞による数え上げから始まり、やがては記数法と位取りの原理の延長からは、話題が無限にまで至ります。
 但し本文中においては、これらの表現はあえて控えられています。

 

・全部でいくつ・たしたりひいたり (算数絵本・考え方の練習帳)
 計数原理(または包除原理)について、平易に説明してくれています。
 話題としては集合と、特に重複組合せに終始し、挿絵にはベン図が用いられていました。
 但し本文中においては、これらの表現はあえて控えられています。

 

・いろいろな形・きれいな形 (算数絵本・考え方の練習帳)
 作図の話題から始まり、正多角形と正多面体について、平易に説明してくれています。
 ユークリッドの原論を下地に、正多面体が5種類しかないことの証明が続き、正三角形のみで作れる立体として、デルタ多面体についても触れられています。
 但し本文中においては、これらの表現はあえて控えられています。

 

・ふしぎな形・表とうら (算数絵本・考え方の練習帳)
 著者の専門であるトポロジーへの入門として、アニュラス(または円環面)やメビウスの帯について、平易に説明してくれています。
 向き付け可能曲面と向き付け不可能曲面の違いが丁寧に描かれ、挿絵の中には、クライン管と自己交差線も表現されていました。
 但し本文中においては、これらの表現はあえて控えられています。

 

・数学記号を読む辞典 (知の扉)
 おおよそ小学校から大学までに見かけるであろう数学記号について、ざっくりと網羅された一冊。
 上記の範囲内においても、本書では触れられなかった記号や読み方などの抜け落ちが散見されたものの、一般書としては、よくまとめられています。
 なにより平易に書かれているため、小学生でも読み進められ、しかも背伸びができて良いのかもしれません。

以上、おつかれさまでした。