うたかたの日々

育児中のパパ目線から、日々買わされるボーイズトイや教材などのレビューを書いていきます。

文藝春秋 未来を切り開く学力シリーズ 中学数学基礎・発展篇 入試対策

文藝春秋からリリースされた、未来を切り開く学力シリーズから、中学数学基礎・発展篇 入試対策です。
ごく簡単に言ってしまえば、中学3年間の復習、或いは予習のための問題集。
いわゆる高校入試のための学習を想定した教材のため、学年別ではなく、中学校の教育課程に基づく全範囲に対応しています。
同シリーズの数学篇としては、『小河式プリント中学数学基礎篇』と『中学数学発展篇 図形・方程式と関数』、それに『入試対策』の計4冊で1セットとなる構成。
改訂新版では、更に『確率・統計と総まとめ』が加わりました。
他教科は、国数理英の4教科において刊行、それぞれに分冊されています。

過去のレビューは、下記のリンクから。

auraclover.hatenablog.com難易度は、基礎から標準程度。
表題に関しては、あくまでも同シリーズにおける「基礎篇」以降をカバーするための「発展篇」と言った意味合いになります。
コンセプトとしては、「家庭学習だけで基礎から上位校合格へ到達できる」問題集シリーズです。
特長としては、高校入試から逆算したと言う、独自のカリキュラムにあります。
具体的に言えば、小学校の復習から数学1Aの範囲に渡り、凡そ縦断しています。f:id:auraclover:20210202061408j:plain著者の所属は、Z会グループのZ会進学教室(数学科の教材作成、模試の問題作成、入試傾向分析・資料作成、入試研究会などを担当)。
協力は、教材開発において「小河式」なるモジュール学習を掲げる小河勝氏(専門は理科)。
かつての「ゆとり教育」に警鐘を鳴らし、小・中学生の基礎学力の回復、向上に取り組んでいると言う方向性から、「隂山メソッド」および隂山英男氏との共通項が多いようです。
そもそも出版社側からは、「小学校時代の算数につまずいている中学生でも習熟できる数学の問題集を」と言った依頼だったとのこと。
現在までの義務教育制度における学校の指導要領に対しても、「本来理解を続けていくべきところが学年を飛び越えて細切れになっているなどの混乱をきたしている」と言い切り、問題視しています。
ごく個人的に、そこまでの問題意識は持ち合わせませんが。
要するに「合理的且つ体系的に教えられない」と言う一点においては、同意見です。
実際に市販教材の大半は、前述の指導要領に準拠しています。
そのため、定着が悪くもなると言った見方も出来てしまう訳です。
(意見や感想には個人差があります)

 

本書の使い方f:id:auraclover:20210202065725j:plain

同シリーズの見取り図f:id:auraclover:20210202065739j:plain著者は文科系であったが故に、「数学の得意でない子にいかにわかりやすく教えるか」と言う点に関し、注力されているとのこと。
但し本書の執筆にあたっては、最終目標を高校入試と置いた上での組み立て方から考えられています。

まとめとして。
高校入試範囲の問題集ではあるものの、小学生(の予習)から高校生(の復習)まで、幅広く対応してくれています。

以上、おつかれさまでした。