うたかたの日々

育児中のパパ目線から、日々買わされるボーイズトイや教材などのレビューを書いていきます。

学研プラス 授業の理解から入試対策まで よくわかる問題集シリーズ(MY BEST)

学研プラスからリリースされた、授業の理解から入試対策まで よくわかる問題集シリーズ(MY BEST) です。
ごく簡単に紹介してしまえば、基礎固めから大学入試対策までに対応した問題集。
同シリーズ(MY BEST) については、各教科ごとに予習・復習に対応した参考書のシリーズと同問題集のシリーズが、別々にラインナップされました。
但し『チャート式』と同様に、あくまで用途に応じるので、内容が重複する参考書と問題集を必ずしも一対にすべきか、については学習者の進捗状況によります。
だから予めセット売りではなく、別売りとしているのは、例えば予習を目的とするならば参考書のシリーズで、復習ならば問題集のシリーズを取り組めるように、と言うことなのでしょう。

過去のレビューは、下記のリンクから。

auraclover.hatenablog.comなお世相や時事などが反映され易い文系科目とは異なり、理系科目については出版年の学習指導要領により、他科目への統廃合、履修範囲の変更があり、新しければ良いと言えるわけではありません。
目的に応じ、予め取り扱う範囲を確認しておく必要があります。f:id:auraclover:20210726184136j:plainここで、学習指導要領に関し、少し触れておきます。
育児を通して見ると、近年の学習指導要領については、大きく3つに分けられるように思います。
1.ゆとり教育
2.脱ゆとり教育
3.現行
とりあえず日常会話の話題にもしやすい分け方ですが、これらの根拠は授業時数の増加と比較によります。
更にわかりやすい一例としては、「円周率」です。
かつて「円周率はおよそ3」と揶揄されたように、「3.14を用いるが、必要に応じて3を用いることができる」指導から、現行では「3.14を用いる」になりました。
そもそも「ゆとり教育」は、それ以前の「詰め込み教育」を改善しよう、と言うものだったように記憶しているのですが。
授業時数だけを見れば、回帰しようとしているのではないか、と(中身は別として)解釈できなくもありません。(意見や感想には個人差があります)

 

まずは、本書の使い方から。

本書の使い方(数学IIIf:id:auraclover:20210726195726j:plain目次(数学III
f:id:auraclover:20210726195812j:plain

本書の使い方(物理基礎)

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目次(物理基礎)f:id:auraclover:20210726200002j:plain
解答は、別冊として付録。f:id:auraclover:20210726200023j:plain

さて、続きです。
実は授業時数の比較だけではなく、教科ごとの教科書平均ページ数についても、大きな変化が伺えました。
2002年に「学校完全週五日制」「学習内容の3割削減」などを始めた、いわゆる『ゆとり教育』期と比べると、現行では50%以上も増量しました。(一般社団法人教科書協会「教科書発行の現状と課題」より)
そして、「上限規定」に基づいていた教科書は、現行からは「下限規定」となりました。
つまり、これまでは基礎レベルのみを浅く広く取り扱わざるを得なかった学校教材でも、「発展的内容」を記載できるようになったのです。
但し、これらの転換は、国際的な調査や評価により、日本の子供たちの学力低下が危ぶまれているからです。
中でも、OECDによる学習到達度調査(PISA)の結果は、文科省でも実証データとして参考にされているらしく、『ゆとり教育期』を経たことで、大きく低下したことが伺えます。
なお、ごく個人的には(PISA型の)読解力の低下については、子供たちを取り巻く環境の変化が反映されているように思いました。
たった一言で言ってしまえば、スマホの利用と普及です。
ゆとり教育期』以前には無かったものが、今現在では当たり前に利用されるようになりました。
(意見や感想には個人差があります)

以上、おつかれさまでした。